ロマンチック&ハプニング

グリーンのタートルネックのニット

この前やっと処分できた服がある。

ここ数年でのかなりお気に入りのニット。
自分で言うのも難だが色も形も私によく似合っている一着だった。

ざっくりしたニットでリブが太く、首元にボリュームがあって、
肩の位置が落ちていて、袖が長いけど着丈は短く、身幅からストンとおちている、
厚手なのにさらりと着れる優秀なデザイン。

似合っているのはもちろん、
それは2014年にパリで買ったとか、そうゆう記憶とかがのっかているのもあって
なんだかんだでながらく冬のスタメンとして活躍した服だったのだ。

そんなニットについての日記のめもが出て来たからそのまま


2018/3/21

台風の日に満員電車で袖がほつれちゃいまして、

網目辿って修復作業したんだけど、

なんだかうまくいかなくて、

卒業かなって、処分しようとおもいます。

売るとか譲るとかじゃなくて捨てようって

トキメキが消えたので。

このニットめちゃめちゃ気に入っていて、
ボリューム感、着丈の長さ、袖が長いのもよくて、よくて、よくて、

台風でダイヤが大幅に乱れていた帰りみち
ぎゅうぎゅうの副都心線で池袋〜和光市のどこかの駅だった。
身動きとれない状態でドアが開いて、あんまり人が降りなかった。
奥の方から大学生くらいの女の子が、
人をかき分けて出る時にカバンに接触して袖がほつれた。

この一瞬の出来事はまだ覚えてる。
彼女のリュックのどこかのパーツが引っかかり袖がほつれた。

ショックすぎて満員電車で”最悪〜”って声が出た。

満員電車は自分の感情がわからなくなる。
彼女のリュックにいろんなのついてなかったらとか、
台風なんだから早く帰っておけばよかったとか、
面倒がらずに一度おりたらよかったのか、、とか。

一瞬の事故のような出来事は
何が起きたか理解できなくて
お気に入りのニットの袖がほつれた事実だけが目の前に突きつけられた。

もっと辛いことは世の中にはたくさんあって
洋服一着でなにをこんなに悲しんでいるんだ!と頭に思い込ませようとしたが、
たくさんある洋服でも思い入れのある服が自分をつくっていたこととか、
その思い出とか想いが自分の鎧になっていたことに気づいた。

わたしの場合、服と記憶や思いの対話ができるものはずっと残されてる。このニットもできれば残しておきたかった。

グリーンのニットはほつれたところを直しても勢いよく引っ張られたので直せなかった。
何度か着てみたけどほつれたところが気になってしまって気分もだだ下がりだった。
もう着ないとわかっててもタンスに入れてひと夏寝かせた。
お金をかけて直せばよかったかな。

 

 

 

今年も冬が着てニットをみたらもうダメだった。
気持ちが混乱するので、火曜日のゴミにだしてすてた。

約4年のニットとの関係に別れをつげられたわけだ。

捨てたら忘れられるもんだ。だってないんだもん。

捨てたこともすっかり忘れていてころに、あの時のメモが出てきた。
好きなものが傷ついたらわたしも相当傷ついてたんだなぁって
いま半年前の自分の気持ちを浄化できた気がする。

そして、ブログに書いて成仏してもらおう。
わたしは新しいニット買ったよ!

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